2012年01月
1月29日練習会
体温を上げて病気に負けないカラダを作る!
体調がいいと、からだのキレも良くなって、サッカーも頭の回転も良くなるもの。毎日元気一杯サッカーに取り組めるように、日々できる健康管理について、考えてみましょう。小学生から大人まで幅広い食育活動を行なっているNPO法人日本成人病予防協会さんにお母さんへのアドバイスをいただきました!今回は食習慣についてです。
■朝食を食べて、免疫力をUP
人は体温が上がると、免疫力がUPします。風邪を引くと発熱するのは、体温を上げて免疫力を引きだして、風邪の菌と戦おうとするからだそうです。
免疫力を上げるためには、バランスのいい食事を規則正しく食べることを心掛けましょう。1度の食事で、炭水化物、たんぱく質、脂肪分、ビタミン、ミネラル、食物繊維を摂取できるようにします。また、量だけではなく質にもこだわりましょう。炭水化物もビタミンと一緒に取らないと、脂肪に変わるだけ。食事の組み合わせにも気を配るようにします。
食事をすること=腸を動かすことで、体温が上昇します。腸は、朝、昼、夕食の食事の時に動いていて、夕食から朝食までの夜間が腸にとってはちょっとした休憩タイムです。そのため、夕食は寝る2時間前までには終了しましょう。朝起きて、朝食を食べる時に胃と腸が一気に動き出します。
ですから、朝食は必ず食べること。朝食抜きでは午前中に活動するための力が作り出せません。もちろん、何でも食べればいいというものではありません。料理の基本は主食+主菜+副菜+水分。古くから伝えられるように一汁三菜を心掛けるといいですね。コッペパンに野菜とウインナーを挟んだもの+牛乳や、具だくさんスープ+ご飯、じゃこや青菜のふりかけをご飯にかけるだけでもOKです。朝食に菓子パンひとつというのは避けましょう。
■食事は内容も見た目も気にする
食事のおいしさを感じる約8割が視覚にあると言われるほど、食事を楽しむためには、見た目も大切です。彩りや盛り付けにも工夫すると、「食べたい」という気持ちになれるはず。食事の支度を一緒にすれば「自分が作った料理」という意識から苦手な食材も食べることができるようになる子もいます。
大皿でテーブルに出せば、人数分を均等に分けることを学べます。銘々皿を用意し個々に食べる分を盛り付ければ、食べた量も把握することができます。食事の量も元気を確認するバロメーターになるので、食べ残しがないかなどにも気をつけましょう。
食卓は賑やかな方が箸も進みます。料理の説明をしたり、感想を聞いたりしながら食事をすると、食事の時間が楽しく感じられて食欲もわき、食べる量も増え、免疫力もUPできるはずです。
取材協力:NPO法人日本成人病予防協会//小学生から大人まで、幅広い食育活動を通じて皆様と周りの方々の健康で明るい生活をお守りしています。又、お子様やご家族のため、ご自身のスキルアップのために、厚生労働大臣指定講座の「健康管理士一般指導員」資格を認定し、体系的に幅広い健康の知識を得ることによる予防医学の普及をしております。(毎日新聞)
冬の水分補給は、夏より注意が必要!
体調がいいと、からだのキレも良くなって、サッカーも頭の回転も良くなるもの。毎日元気一杯サッカーに取り組めるように、日々できる健康管理について、考えてみましょう。小学生から大人まで幅広い食育活動を行なっているNPO法人日本成人病予防協会さんにお母さんへのアドバイスをいただきました!今回は冬の水分摂取についてです。
■スープやみそ汁で、水分を摂取する
人のからだの約60%は水分でできていると言われています。体内の水分量が減ると必然的に尿の量が減り、からだに老廃物が溜まってしまいます。夏は喉の渇きを感じることができますが、冬はあまり汗をかかない上に喉の渇きを覚えません。ですが、冬でもたくさん汗をかいています。
機密性の高い部屋で暖房を利用することにより発汗したり、寝ている間も汗をかいています。さらに、冬は乾燥していて、水分不足になりがちです。
ですから、冬は夏より意識的に水分を取ることが大切になります。水を飲むとからだが冷えるように感じるなら、温かいお茶などでもいいので、こまめに水分を取るようにしましょう。
お茶に少しショウガを加えると代謝が良くなり、からだもあたたまります。お茶以外に、ホットミルクやココアなどでもいいですが、脂肪分が含まれるので取り過ぎには注意しましょう。学校の給食でも牛乳は出ますので、家庭では1杯程度に留めましょう。
食事中にも水分をたっぷりと取ります。水分を一緒に取ると消化吸収もスムーズになります。お茶や水だけでなく、スープやみそ汁を添えること。野菜をたっぷり入れたものなら、栄養価もアップして一石二鳥です。
また、食後にフルーツを食べるのもおすすめ。食卓に季節感も演出できるので、食育にも役に立ちます。
■水分を補給するのは、朝起きた時と寝る前+運動の前・中・後に
寝ている間に減ってしまった水分を補うために、朝起きたら水分を取りましょう。もちろん、寝る前にも就寝中に必要な水分を取っておきます。
サッカーのウオーミングアップの前にも水分を補給します。運動前に水分を補給するのは、パフォーマンスを向上させるためにも必要です。朝や就寝前、サッカーの練習の前後などは100~150m、コップ1杯を目安にします。練習中は汗のかき方が人それぞれなので、人によって調整が必要です。冬の練習時にも、定期的に給水タイムを設け、コップ1杯は飲むようにしたいものです。
水分は、朝起きた時と寝る時は糖分などを取り過ぎないためにも水を、運動の前後や運動中はスポーツドリンクを飲むといいでしょう。
取材協力:NPO法人日本成人病予防協会//小学生から大人まで、幅広い食育活動を通じて皆様と周りの方々の健康で明るい生活をお守りしています。又、お子様やご家族のため、ご自身のスキルアップのために、厚生労働大臣指定講座の「健康管理士一般指導員」資格を認定し、体系的に幅広い健康の知識を得ることによる予防医学の普及をしております。(毎日新聞)