2012年06月
熱中症対策
『経口補水液を常備し、熱中症になったら早めの対応を』
これからの暑い夏・・・
熱中症対策に最も有効な予防策は、「食事の栄養バランス」と「十分な睡眠」です。
そして、練習会や試合では水分補給も大事ですが、その水にひと工夫してみませんか?
◇経口補水液(ORS)とは
経口補水液は糖質(ブドウ糖)と電解質(ナトリウムイオンなど)の配合割合が一定の比率をもった飲みもので、小腸で水分と電解質をスムーズに吸収させる働きを持っており、「飲む点滴」と言われている。医学的な根拠に基づき、医療現場で脱水症の改善に使われている。主な特徴は、スポーツ飲料に比べナトリウムなどの塩分が多く、糖分が少ない。
◇熱中症の3段階
熱中症の主な症状は二つの病態で起きる。一つは、体内の体液(水分と電解質)が減って血流不足が生じ、酸素や栄養素などを体の隅々まで運搬できなくなって起きる。めまい、たちくらみ、こむら返りなどの症状。もう一つは、発汗と体温調節ができなくなって体温が上がり、脳や臓器が障害を受け、けいれんや頭痛、意識がもうろうとする症状。これらの症状の経過には三つの段階があり、初期の段階で早めに手を打つことが必要。
初期の「1度」は、手足がしびれたり、足がつったり、めまいやたちくらみが生じたりする。この段階で必要なのは、水分の補給だ。水だけでも飲む方がよいが、一番良いのは経口補水液だ。この段階なら、スポーツ飲料も良い。脱水症の時に、塩分が少なく糖分の多いスポーツ飲料をがぶがぶ飲むと、高血糖を引き起こす恐れもあるので要注意。
◇熱中症の症状の分類
<1度>
めまい、たちくらみ、筋肉痛、こむら返り
汗をふいてもふいても出てくる
<2度>
頭痛、悪心、嘔吐、全身の倦怠
<3度>
意識障害、けいれん、体温が高い
◇熱中症の症状に応じた対処法
<1度>
涼しい風通しのよい所に移す
安静にして体を冷やす
水分補給か経口補水液を利用する
<2度>
1度の対応を続ける
誰かが見守り、症状が改善しなければ病院へ移す
<3度>
1度、2度の対応を続ける
すぐに救急車を呼び、病院へ移す
◇経口補水液を飲むときの心得
(1)一気に飲まず、ゆっくりと少しずつ飲む
(500ミリリットルを約1時間で飲む)
(2)水で薄めたりせず、濃度を変えない
(3)飲みづらい時は、冷やすかストローで飲む
◇自分でつくる経口補水液
<水からつくる>
①砂糖40g(上白糖大さじ4と1/2杯)+食塩3g(小さじ1/2杯)を湯冷まし1リットルに良く溶かす
②かき混ぜて飲みやすい温度にする
③レモンやグレープフルーツの果汁を搾ると飲みやすくなり、カリウムも補える
※500mlのペットボトルを使う場合は上記の半量で計算
<ジュースからつくる>
100%リンゴジュース 720ml
100%ミカンジュース 400ml
100%グレープフルーツジュース450ml
上記いずれかに食塩3gを加え水を入れて1リットルにする。
たぶん、美味しくないので果汁を加えたり、氷を入れて冷やしておくなどして飲み易くしてください。
但し、味を追求しすぎて成分・分量を変えると本来の機能が失われます。
夏休みの朝練でこれを実践してみてください。
朝から飲んでおくと、日中も体内の水分バランスが保たれます。
24日練習会
24日練習会
12B3年生大会
第二試合 vs程久保
前半 2-1 マコト2
後半 0-0
押し気味の試合で勝利したものの、団子状態。
チャンスでしっかり得点を上げていれば、もっと楽な展開になったはず。
もっと練習してレベルを上げていこう!