2012年10月
3・4・5年生交流戦
10月14日練習会
マラソン藤原選手、一日校長 日野六小
ロンドン五輪男子マラソンに出場した藤原新選手(31)が12日、日野市立日野第六小学校(多摩平)で「一日校長先生」を務め、児童たちの質問に答える形で授業が行われた。
藤原選手は高校時代、タイムが伸びず、指導者に叱られ、やめようと思ったエピソードを披露。そんな時に、(金メダリストの高橋尚子さんを育てた)小出義雄さんの著書に出会い、「自分のために走るんだ」という言葉に励まされ、続けることができたという。
普段の練習について、藤原選手は「自分の体と相談しながら、少しずつでも走ることが大切。苦しい時は、これを乗り越えたらもっといい瞬間が待っていると考えて走っている」と話し、努力することの大切さを訴えた。授業の後、藤原選手は児童たちと校庭で「鬼ごっこ」をして交流を深めた。
6年生の永末雄大さん(12)は、「一度決めた目標を自分の力で乗り越えていくことが大切だと分かった。将来サッカー選手になり、藤原選手のように世界の舞台で戦いたい」と話していた。