火の鳥FC Liveリポート

大会や練習会での活動内容をLiveで発信していきます

2017年11月

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低学年の練習です

攻撃と守備は表裏一体であり、強いチームは守から攻、攻から守への切り替えが速い。

ピッチの中央部をプレ―エリアとするボランチは、前後左右360度の状況の中でプレーすることが求められます。

ボランチが攻撃時にすべきことは、周囲の状況がどうなっているか。最大限に情報を取り込むこと


「そのためにはピッチの中をただ走るのではなく、ピッチ全体が見える身体の向きを作りながら移動をする。身体の向きだけで見えない部分は、首を振って視野を確保する。ボランチに重要なのは、味方、相手、どこにスペースがあるかなどを見ること。ピッチの広いエリアで何が起きているかを認知すること
相手がどこから来ているかを見るために、身体の向きを維持しながら、死角になる場所を見るために首を振り、「ボールを失わない」というコンセプトのもと、どこのスペースへボールを運べば良いかを常に確認することが大事。
「ボールを確実に支配して攻撃をする」
そのためには「ボールを奪った瞬間、まずは保持する方法を考える。素早くゴールに一直線に進んだりはしない。まずは相手がいない場所に運び、チームとしてボールを保護する。リスクを冒さずにボールを守り、有利な状況を作って利用する。それは、選手達がゲームを理解しているからできること
改善点として「すぐに前方へとボールを蹴り出し、すぐにボールを奪われる場面が多い。チャンスがあれば前に運ぶのもOKだが、賭けに出るような、不確実なプレー選択をしている。その結果、カウンターを受ける危険性も生じている。技術を発揮し、良いボールコントロールができても、判断を誤るとプレーは成功しない
「ボール扱いは巧いが、状況にあったプレーを選択するのが苦手」
前に運んでボールを取られる場面があり、逆サイドにフリーのスペースがあったにも関わらず・・・。
どこにボールを運べば良いかを理解するには、周囲の状況を認知する必要がある。
ボールだけを見ていてはいけない。ボールを受けてから焦った状態で判断をして、奪われる場面が多い。
ボランチにはボールを収め、パスを使ってポゼッションを継続させるプレーのほかに、ボールを保持していない状態で「味方のプレーするスペースを作り出す動き」も重要。

ボランチはボールを受ける以外に、スペースを発生させるために動くことも必要。ボール保持者へのパスコースを確保しながら、チームのバランスを保つ。
ボール保持者から離れ、敵チームの選手を引きつけることで、味方がプレーをすることを助ける。それもサポートの動きのひとつ。ボールを受けず、プレーに関与しなくても良いプレーをすることはできる。それが、プレーを理解することのひとつ。  

「トレセン」は自分のチームから出て、チームの垣根を越えた選手たちと一緒に個の技術を磨く場。
トレセンでは、チーム強化ではなく、あくまでも「個」を高めることが目標。
世界で闘うためには、やはり「個」をもっともっと高めていかなくてはならない。
レベルの高い「個」が自分のチームで楽にプレーができてしまって、ぬるま湯のような環境の中で刺激なく悪い習慣をつけてしまうことを避けるために、レベルの高い「個」同士を集めて、良い環境、良い指導を与えること、レベルの高い者同士が互いに刺激となる状況を作ることがトレセンの目的。
もう一つの目的は、「天井効果の排除」
結果的にチーム内でも一目置かれているような、上手な選手がトレセンに呼ばれるが、チームではドリブルもシュートも1番で何でもできる子も、トレセンのメンバーの中に入ると突出するどころか、平均以下になってしまうこともある。
同じようなレベルの子が集まることで、それまでできていたこともできなかったり、一番でいられなくなったりします。
そこで「考える」ことが求められる。
どうしたら以前のように点を取れるのか、自分のプレーについて考え、挑戦する必要が出てくる。
トレセンでは初めて会う子たちとチームを組んでゲーム形式の実技も行う。
そこで臆さず自分の持てる技術を出し切る力や、初めて顔を合わせた相手と意見を交換し合ってチームとして良いプレーをしようと挑戦する姿勢など、コミュニケーション能力や問題解決力のように、選手としての能力のほかに人間としてのスキルも養っていく。
そして、「トレセンで学んだことはチームに戻っても続けること」

子どもたちに大切なことは「凡事徹底」。
凡事徹底とは、当たり前のことを当たり前にできるようにすること。
例えば時間を守る、用具は大切にする、自分の荷物は自分で管理するなど、プレー以外のことも含まれる。
そしてこれは「トレセンの間だけではなく、チームでも同じ」。

トレセンが全てではない。
大切なのは「当たり前のことを徹底して行う事」、サッカーを楽しみ、努力を惜しまないこと、そして子どもが人間として成長すること。

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