サッカー日本代表が1968年のメキシコ五輪で銅メダル獲得を決めた3位決定戦をすべて記録したカラー映像が、メキシコのテレビ局倉庫で見つかったことが19日、分かった。NHKが発表した。国内では試合の一部が生中継されたが、試合全ての映像は残されておらず、長らく“幻”とされてきた。

 試合は日本がメキシコに2-0で勝利。NHKによると、見つかったのは3月中旬で、ロスタイムなしの90分の国際映像が記録されていた。フィルムの保存状態は良好という。

 NHKは8月24日午後1時から、BS1で同試合を初めて完全放送する。番組では、試合で2得点を挙げ、勝利に貢献した元日本代表の釜本邦茂さん(69)と元メキシコ代表選手の2人が、45年前の映像をもとに、当時のプレーを振り返る。