攻撃の基礎となるアクション:
「GKがボールを保持したら、センターバックは最大限に広がりパスコースを作る」
【センターバック(マンチェスター・シティ編)】

今回はコーチングスクール・レベル3のテクニックの授業で行った、各ポジション(CB、SB、DMF、 WG、OMF、FW)ごとの攻撃と守備の基礎となるアクションを分析しました。

Man C(ボールの出口): 前半 3-4-3(右SBのサバレタが中盤内側にポジションを取ります)
Barça : (ボールの出口への守備):前半4−2−3−1(メッシが内側にポジションを取ります)

マンチェスターシティが3バックだったので、CFWスアレスがCBストーンズにプレッシャーをかけます。
メッシはグランド内側へのパスコースを切り、右MFラキティッチが左CBコラロフにプレッシャーをかけにいったところ、マンチェスターシティのMFグンドガンが左に開いてパスを受け、ボールの出口プレーを完成させます。

ネイマール、メッシ、ラキティッチでMFラインを作っていたバルサ。後ろグランド中央には、アンドレ・ゴメスとブスケッツがいました。なぜ、グンドガンのマークが外れたかというと、マンチェスターシティ右SBサバレタが中盤に参加したので、アンドレ・ゴメスがサバレタを監視し、ブスケッツはトップ下のダビド・シルバをマークしていたので、グンドガンをマークする人間がいませんでした。

ペップ・グアルディオラはいかにして中盤で数的優位を作り、誰をフリーにすべきかをいつも考えているので、最初は成功しました。

バルサはこのマンチェスターシティの3バックにすぐに対応します。
CBストーンズをフリーにして、スアレスとメッシが開いて縦パスと3バックの両サイドの右CBオタメンディと左CBコラロフを監視しますMFラインに落ちたネイマールがサバレタをマーク、ボランチのブスケッツがマンチェスターシティのDMFフェルナンジーニョにプレッシャーをかけ、アンドレ・ゴメスがトップ下のダビド・シルバをマーク、ラキティッチがグンドガンをマークすることで、マンチェスターシティの「ボールの出口」プレーをさせません。

前半途中、マンチェスターシティは2人のセンターバックにして、サバレタを右サイドに戻しましたが、これは簡単にバルサのプレッシャーにかかり、「ボールの出口」ができません。

今度は、3バックが最大限ワイドに広がりました。なんとか、右CBオタメンディがメッシの背後でGKから浮き玉のボールを受けて、右のサバレタをマークしていたネイマールのところで2対1を作り、「ボール出口」、「プレーの前進」へと繋げています。

前半のマンチェスターシティのGKからの攻撃はバルサの素晴らしい守備に抑えられてしまいました。

後半、マンチェスターシティは4バックにしましたが、ボールをつなぐことはできず、ほとんどが、GKかCBからの「ダイレクトプレー」に終始することになりました。

ただ、これもグアルディオラの作戦だったかも知れません。後半はウイングを置かず、「カウンターアタック」を狙っていましたね。