「トレセン」は自分のチームから出て、チームの垣根を越えた選手たちと一緒に個の技術を磨く場。
トレセンでは、チーム強化ではなく、あくまでも「個」を高めることが目標。
世界で闘うためには、やはり「個」をもっともっと高めていかなくてはならない。
レベルの高い「個」が自分のチームで楽にプレーができてしまって、ぬるま湯のような環境の中で刺激なく悪い習慣をつけてしまうことを避けるために、レベルの高い「個」同士を集めて、良い環境、良い指導を与えること、レベルの高い者同士が互いに刺激となる状況を作ることがトレセンの目的。
もう一つの目的は、「天井効果の排除」
結果的にチーム内でも一目置かれているような、上手な選手がトレセンに呼ばれるが、チームではドリブルもシュートも1番で何でもできる子も、トレセンのメンバーの中に入ると突出するどころか、平均以下になってしまうこともある。
同じようなレベルの子が集まることで、それまでできていたこともできなかったり、一番でいられなくなったりします。
そこで「考える」ことが求められる。
どうしたら以前のように点を取れるのか、自分のプレーについて考え、挑戦する必要が出てくる。
トレセンでは初めて会う子たちとチームを組んでゲーム形式の実技も行う。
そこで臆さず自分の持てる技術を出し切る力や、初めて顔を合わせた相手と意見を交換し合ってチームとして良いプレーをしようと挑戦する姿勢など、コミュニケーション能力や問題解決力のように、選手としての能力のほかに人間としてのスキルも養っていく。
そして、「トレセンで学んだことはチームに戻っても続けること」

子どもたちに大切なことは「凡事徹底」。
凡事徹底とは、当たり前のことを当たり前にできるようにすること。
例えば時間を守る、用具は大切にする、自分の荷物は自分で管理するなど、プレー以外のことも含まれる。
そしてこれは「トレセンの間だけではなく、チームでも同じ」。

トレセンが全てではない。
大切なのは「当たり前のことを徹底して行う事」、サッカーを楽しみ、努力を惜しまないこと、そして子どもが人間として成長すること。