ピッチの中央部をプレ―エリアとするボランチは、前後左右360度の状況の中でプレーすることが求められます。

ボランチが攻撃時にすべきことは、周囲の状況がどうなっているか。最大限に情報を取り込むこと


「そのためにはピッチの中をただ走るのではなく、ピッチ全体が見える身体の向きを作りながら移動をする。身体の向きだけで見えない部分は、首を振って視野を確保する。ボランチに重要なのは、味方、相手、どこにスペースがあるかなどを見ること。ピッチの広いエリアで何が起きているかを認知すること
相手がどこから来ているかを見るために、身体の向きを維持しながら、死角になる場所を見るために首を振り、「ボールを失わない」というコンセプトのもと、どこのスペースへボールを運べば良いかを常に確認することが大事。
「ボールを確実に支配して攻撃をする」
そのためには「ボールを奪った瞬間、まずは保持する方法を考える。素早くゴールに一直線に進んだりはしない。まずは相手がいない場所に運び、チームとしてボールを保護する。リスクを冒さずにボールを守り、有利な状況を作って利用する。それは、選手達がゲームを理解しているからできること
改善点として「すぐに前方へとボールを蹴り出し、すぐにボールを奪われる場面が多い。チャンスがあれば前に運ぶのもOKだが、賭けに出るような、不確実なプレー選択をしている。その結果、カウンターを受ける危険性も生じている。技術を発揮し、良いボールコントロールができても、判断を誤るとプレーは成功しない
「ボール扱いは巧いが、状況にあったプレーを選択するのが苦手」
前に運んでボールを取られる場面があり、逆サイドにフリーのスペースがあったにも関わらず・・・。
どこにボールを運べば良いかを理解するには、周囲の状況を認知する必要がある。
ボールだけを見ていてはいけない。ボールを受けてから焦った状態で判断をして、奪われる場面が多い。
ボランチにはボールを収め、パスを使ってポゼッションを継続させるプレーのほかに、ボールを保持していない状態で「味方のプレーするスペースを作り出す動き」も重要。

ボランチはボールを受ける以外に、スペースを発生させるために動くことも必要。ボール保持者へのパスコースを確保しながら、チームのバランスを保つ。
ボール保持者から離れ、敵チームの選手を引きつけることで、味方がプレーをすることを助ける。それもサポートの動きのひとつ。ボールを受けず、プレーに関与しなくても良いプレーをすることはできる。それが、プレーを理解することのひとつ。